宇咲冬男先生の十三回忌へのご挨拶
冬男先生がなくなられたのは2013年1月でした。そして今年は早くも十三回忌となります。
冬男先生の俳句結社あしたの会と俳誌「あした」の後を受けて、第二の創刊を果たした「俳句同人誌あした」の発行も今年で17年目に入り ます。この間、毎号の巻頭には「俳句の風景」と題して、先生の作品集から拾った句を掲載し続けております。
会員の高齢化はあるものの、異常気象やコロナ禍を潜り抜け、先生の詩心を受け継いだ人々によって、ライフワークとしての俳句、連句を詠 み続けております。時折先生の遺された句集や過去のあした誌を拝見しますと、いかに素晴らしい活動をされていたかを今更ながらに認識させ られます。その遺産を今後も生かしながら、先生の形見、であり申し送りでもある「俳句同人誌あした」を続けて参りたいと思っております。
俳句同人誌あした 代表 高尾秀四郎
第八句集 『虹の座』 特別販売のおしらせ
此の度、一周忌の節目と致しまして。虹の座と虹の座CDをSETにて 限定5組様 4000円にて販売致します。 ご購入の際は、HP応募フォームよりお申し込み下さい。是非この機会に冬男の本を手に取ってご鑑賞下さい。
■ 第八句集 『虹の座』
1984年(昭和56年)〜1988年(昭和63年)
〜1995年(平成7年)〜2000年(平成2年)
2001年 毎日新聞社刊。
昭和から平成十二年末までの14年間の作品の中から485句が収められています。代表作は2001年(平成13年2月)付の産経新聞〈産経抄〉にとりあげられました。 この句集から若い作曲家 <陶山-すやま-高志氏> により18句が選ばれ、組曲『虹の座』が四部構成で作曲され、平成14年6月、ソプラノ歌手 千田知都子さんにより初演されました。