宇咲冬男のLet's連句  十 八 韻  順 候 式  雪 月 花
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4句目の治定と5句目 投稿者:宗匠 投稿日:2024/12/15(Sun) 12:17 No.8197  
□講評

(発句)島の秋いずこへ行くも濤の音  宇咲冬男
(脇)  大漁旗に堂々の月      たま
(第三)小鳥来し狭庭にわかに賑やかに 影法師

4句目に次の6句が付きました。

1.ジャイケンポンであいこでしょう たま
2.溢れた種で小花咲く草 たま
3.ほら一歩また歩き始めて たま
4.青空高くブランコ揺るる つばき
5.茶飲み友達噂話を 影法師
6.日差しを映す蹲の面 影法師

まず1.ですが、一般的には「じゃんけんぽん」で「じゃいけんぽん」とは初耳です。どこの地方ではこのような呼称なのでしょうか?2.は雑の句とするために、春を出さずに春の庭の様子を詠んでいます。但し、もう一歩の句にとどまっているように思います。3.は四句目ぶりを発揮した、さらりとした付け味の句であると思います。治定候補。4.は雑の句でありながら「ブランコ」という春の季語を入れてしまいました。残念です。5.は狭庭の縁側に目を転じてそこに集まった茶飲み友達の情景を詠みました。治定候補。6.は狭庭に置かれた蹲の水面が日差しを反射している様を詠みました。これも治定候補です。

□治定
前句は狭庭に小鳥が集まって賑やかに囀っている情景の句であり、この動の景の句に対して、その庭に置かれた蹲の水面の日の光を詠んだ静の句としてのお影法師さんの句を治定とします。

□5句目のヒント
5句目は夏の長句になります。前に時候、天文、動物の季語がでていますので、それ以外の人事、植物の季語を選んで、更に転じてください。

□次回の締切予定
次回の締切は年明けの1月3日とさせていただきます。


半歌仙「島の秋」の巻  起首令和6年10月11日

(発句)島の秋いずこへ行くも濤の音  宇咲冬男
(脇)  大漁旗に堂々の月      たま
(第三)小鳥来し狭庭にわかに賑やかに 影法師
(四句目)日差しを映す蹲の面     影法師


Re: 4句目の治定と5句目 たま - 2024/12/17(Tue) 09:51 No.8198  

教えてください、月と日差しは天体と光ですから打ち越さないのですよね。
月と星はだめで、星と月光は?日差しと陽光は同じ?


Re: 4句目の治定と5句目 宗匠 - 2024/12/17(Tue) 22:04 No.8199  

たまさん、ご指摘有難うございます。月も太陽や日差しも共に天象ですので、前句や打越にあれば、やはり障るため避けた方が良いと思います。但し今回は雑の句であり季語として用いられていないので、天象の意味が多少薄らいでいることからギリギリ許容範囲に入っていると判断しました。


Re: 4句目の治定と5句目 達三 - 2024/12/18(Wed) 12:48 No.8200  

夏岬佇む歌碑に「夢」の文字


Re: 4句目の治定と5句目 たま - 2024/12/19(Thu) 21:51 No.8201  

食べ頃のスイカの種は黒くなり


Re: 4句目の治定と5句目 たま - 2024/12/19(Thu) 22:02 No.8202  

花開ききゅうりは七日食べ頃に


4句目の締切 投稿者:宗匠 投稿日:2024/12/15(Sun) 11:50 No.8196  
お待たせしました。4句目はここで締切とさせていただきます。講評稿のアップまで暫くお待ちください。
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