ウ5句目治定と6句目 投稿者:宗匠 投稿日:2025/06/27(Fri) 06:55 No.8259 | |
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 | □講評
(発句) 島の秋いずこへ行くも濤の音 宇咲冬男 (脇) 大漁旗に堂々の月 たま (第三) 小鳥来し狭庭にわかに賑やかに 影法師 (四句目) 日差しを映す蹲の面 影法師 (五句目)夏岬佇む歌碑に「夢」の文字 達三 (六句目) ハマナスの花枝を伸ばして たま (ウ1) 秋袷陰ある人の振り返り 達三 (ウ2) 結婚指輪光る指もと 影法師 (ウ3) 後添いの彩りの卓美味しくて たま (ウ4) ローン明細ゴミ箱の底 たま (ウ5) 進次郎コメの値段を2千円 達三
ウ6句目に次の5句が付きました。 1.どこまで続く葬送の列 影法師 2.千ベロという安き居酒屋 影法師 3.糖尿病腹八分 たま 4.一反木綿ふいに現れ たま 5.八郎潟の昭和遠くに たま
1は、前句からは離れますが、庶民のコメ問題から無常への転じとして悪くありません。治定候補。2は前句の「千」が使われているのでボツですが、これを「センベロ」とすれば治定候補でした。3.は合計で14音に達しない字足らずです。4.はちょっと離れ過ぎの感があります。5.はかつての農業政策のことを思い出した句で、前句につきます。治定候補。
□治定 今回は前句についてかつ懐旧の思いも込められた5のたまさんの句を治定とします。
□ウ7句目のヒント ウ7句目は月の定座です。ここは冬の月または冬の季語を入れて月を詠んでいただきます。前句が懐旧の句ですので様々な句が付けられそうです。
□次回の締切 次回の締切は7月14日(火)辺りを予定しています。
半歌仙「島の秋」の巻 起首令和6年10月11日
(発句) 島の秋いずこへ行くも濤の音 宇咲冬男 (脇) 大漁旗に堂々の月 たま (第三) 小鳥来し狭庭にわかに賑やかに 影法師 (四句目) 日差しを映す蹲の面 影法師 (五句目)夏岬佇む歌碑に「夢」の文字 達三 (六句目) ハマナスの花枝を伸ばして たま (ウ1) 秋袷陰ある人の振り返り 達三 (ウ2) 結婚指輪光る指もと 影法師 (ウ3) 後添いの彩りの卓美味しくて たま (ウ4) ローン明細ゴミ箱の底 たま (ウ5) 進次郎コメの値段を2千円 達三 (ウ6) 八郎潟の昭和遠くに たま
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| Re: ウ5句目治定と6句目 影法師 - 2025/07/04(Fri) 10:03 No.8260 | |
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 | 月今宵遺影の人を偲ぶ窓 月いざよう翁の詠みし海眺め 後の月古き友がら集う宴 |
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