第三の治定と4句目のヒント 投稿者:宗匠 投稿日:2023/11/23(Thu) 09:10 No.8044 | |
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 | □講評
(発句)捨てられし案山子に天の無限大 宇咲冬男 (脇) 手向けのように咲く彼岸花 達三
第三に以下の6句が付けられました。 ヒントとして、前2句が場の句であるため、第三は人情の句(人が出ている句)が求められていました。また前2句が農村を思わせる句でしたので、場所も転じて欲しいと思っていました。この2点を念頭に付け句を見てゆきます。
1.雑踏の故郷の訛り懐かしく 達三 2.都会ではスローフードの店流行り 影法師 3.遮断機はあと十秒で上がるらん たま 4.人の波スクランブルに押し寄せて たま 5.公園の噴水高く見上げいて 木枯らし1号 6.棟梁の的確な指示響きいて たま
1.は都会の雑踏の中に立って故郷の訛に耳を傾けている句ですので、治定候補になり得ます。2.は場所は転じましたが、人が出ていない場の句に留まりました。3.も同様に人が出ていない場の句です。4.は都会の情景の句ではありますが、人の波を出しているので治定候補になります。5.は都会の公園で噴水を見上げている作者がいる人情の句になっています。治定候補。6.も棟梁という第三者が出ていますので人情「他」の句になります。しかし場は田舎のままかも知れないと思わせる句とも取れます。
□治定 今回は、前2句の田舎の動かない場の句に大して、都会の雑踏を出し、静から動に転じた4.のたまさんの句を治定とします。
□4句目のヒント 起の4句目は冬の季語で詠んでください。4句目は起の折端であり、次の冬の雪の句が出しやすいような句を付けて下さい。
□次回の締切 次回の締切は少し早めにして12月11日(月)とします。
順候式雪月花十八韻 「捨てられし案山子」の巻
(発句)捨てられし案山子に天の無限大 宇咲冬男 (脇) 手向けのように咲く彼岸花 達三 (第三)人の波スクランブルに押し寄せて たま |
| Re: 第三の治定と4句目のヒント たま - 2023/11/28(Tue) 15:03 No.8045 | |
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| Re: 第三の治定と4句目のヒント たま - 2023/11/30(Thu) 04:28 No.8046 | |
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| Re: 第三の治定と4句目のヒント たま - 2023/11/30(Thu) 16:19 No.8047 | |
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| Re: 第三の治定と4句目のヒント 達三 - 2023/11/30(Thu) 16:38 No.8048 | |
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