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過去ログ[15]

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[8121] <転>2句目の治定と3句目 投稿者:宗匠 投稿日:2024/05/23(Thu) 10:33
□講評
(起)捨てられし案山子に天の無限大  宇咲冬男
    手向けのように咲く彼岸花    達三   
   人の波スクランブルに押し寄せて たま
    ヒートテックで暖かき冬    達三
(承)雪止まぬ合掌造りに灯り見え   たま
    渡り杜氏の便り待つ女     木枯らし 
   長旅の疲れを溶かす熱き肌    影法師
    忘れ小舟の揺るる川端     達三
   早二年戦火の続くウクライナ   たま
    平和を叫ぶ喇叭水仙      影法師
(転)西行の死さえ夢みし春月夜    達三

<転>2句目に次の5句が付けられました。
1.和歌三神を背ナに拝して   影法師
2.諸行無常に風の柔らか    たま
3.道祖神上げ旬の果物     たま
4.酒酌み交わすワケアリの友  達三
5.風の電話は黄泉の国へと   たま

1.は神祇を出して前句の西行の和歌の心を詠みました。治定候補。2.は前句の死生観に合わせた無常観で受けましたが、いささか付き過ぎの感があります。3.はこれも神祇の句ですが、「道祖神上げ〜」の表現に難があります。もっと素直に「道祖神には旬の果物(かぶつ)を」とすべきです。4.は酒を出しました。前句の事情を汲んで「ワケアリ」としたのが良いと思います。治定候補。5.は前句の死を夢見た西行を睨んで、その西行と交信していると受けています。治定候補。

□治定
今回の事情は、前句の西行を睨んで、その西行と風の電話をしたとする5.のたまさんの句を治定とします。
 
□<転>3句目のヒント
<転>3句目は夏の季語を入れた長句です。もう西行から離れて大いに転じてください。

□次回の締切予定
次回の締切は6月13日(木)頃とさせていただきます。


順候式雪月花十八韻 「捨てられし案山子」の巻

(起)捨てられし案山子に天の無限大  宇咲冬男
    手向けのように咲く彼岸花    達三   
   人の波スクランブルに押し寄せて たま
    ヒートテックで暖かき冬    達三
(承)雪止まぬ合掌造りに灯り見え   たま
    渡り杜氏の便り待つ女     木枯らし 
   長旅の疲れを溶かす熱き肌    影法師
    忘れ小舟の揺るる川端     達三
   早二年戦火の続くウクライナ   たま
    平和を叫ぶ喇叭水仙      影法師
(転)西行の死さえ夢みし春月夜    達三
    風の電話は黄泉の国へと    たま 
[8121へのレス] Re: <転>2句目の治定と3句目 投稿者:達三 投稿日:2024/05/23(Thu) 16:51
心太今この時が嬉しくて
[8121へのレス] Re: <転>2句目の治定と3句目 投稿者:たま 投稿日:2024/05/25(Sat) 15:06
溶け出したクリームソーダ海の青
[8121へのレス] Re: <転>2句目の治定と3句目 投稿者:たま 投稿日:2024/05/26(Sun) 10:30
好きだった冷やし中華のマヨネーズ
[8121へのレス] Re: <転>2句目の治定と3句目 投稿者:たま 投稿日:2024/05/26(Sun) 21:48
キンキンに冷えたビールとチップスと
[8121へのレス] Re: <転>2句目の治定と3句目 投稿者:影法師 投稿日:2024/06/12(Wed) 13:25
修行とて滝に打たれつ唱う経

[8114] <転>1句目治定と2句目ヒント 投稿者:宗匠 投稿日:2024/05/08(Wed) 09:12
□講評
(起)捨てられし案山子に天の無限大  宇咲冬男
    手向けのように咲く彼岸花    達三   
   人の波スクランブルに押し寄せて たま
    ヒートテックで暖かき冬    達三
(承)雪止まぬ合掌造りに灯り見え   たま
    渡り杜氏の便り待つ女     木枯らし 
   長旅の疲れを溶かす熱き肌    影法師
    忘れ小舟の揺るる川端     達三
   早二年戦火の続くウクライナ   たま
    平和を叫ぶ喇叭水仙      影法師

<転>1句目に次の5句が付けられました
1.ジュラ紀から謎を紐解く朧月  たま
2.春うららうつらうつらと昼の月 たま
3.西行の死さえ夢みし春月夜   達三
4.タワマンの窓より低き春の月  影法師
5.朧月ふと振り返る白き足袋   つばき

1.は謎についてもう少し触れて欲しいと思われる句です。2.はさらりとして良いです。治定候補。3.
は西行の「根願わくば〜」の和歌を下敷きにした春らしい月の句です。治定候補。4.は高層のタワーマンションから月が下に見えると言う現代的な月を出しました。治定候補。5.の「足袋」は冬の季語で季違いになります。

□治定
今回は西行の詠んだ和歌を下敷きにした達三さんの春らしい月の句を治定とします。

□<転>2句目のヒント
<転>2句目は雑の短句になります。未だ出ていない神祇、釈教、酒、夢、歴史、科学などでお詠みください。

□次回の締切予定
次回の締切は5月23日(木)頃とさせていただきます。

順候式雪月花十八韻 「捨てられし案山子」の巻

(起)捨てられし案山子に天の無限大  宇咲冬男
    手向けのように咲く彼岸花    達三   
   人の波スクランブルに押し寄せて たま
    ヒートテックで暖かき冬    達三
(承)雪止まぬ合掌造りに灯り見え   たま
    渡り杜氏の便り待つ女     木枯らし 
   長旅の疲れを溶かす熱き肌    影法師
    忘れ小舟の揺るる川端     達三
   早二年戦火の続くウクライナ   たま
    平和を叫ぶ喇叭水仙      影法師
(転)西行の死さえ夢みし春月夜    達三

[8114へのレス] Re: <転>1句目治定と2句目ヒント 投稿者:たま 投稿日:2024/05/18(Sat) 06:19
諸行無常の風の麗らか
[8114へのレス] Re: <転>1句目治定と2句目ヒント 投稿者:影法師 投稿日:2024/05/18(Sat) 10:53
和歌三神を背ナに拝して
[8114へのレス] Re: <転>1句目治定と2句目ヒント 投稿者:たま 投稿日:2024/05/19(Sun) 08:40
訂正
諸行無常に風の柔らか
道祖神上げ旬の果物
[8114へのレス] Re: <転>1句目治定と2句目ヒント 投稿者:達三 投稿日:2024/05/21(Tue) 16:02
酒酌み交わすワケアリの友
[8114へのレス] Re: <転>1句目治定と2句目ヒント 投稿者:たま 投稿日:2024/05/21(Tue) 20:19
風の電話は黄泉の国へと