過去ログ[15] |
---|
稲刈りの終わった田に寝そべって空を見上げている景の句の発句に対する脇句として以下の4句が付けられました。
□講評
(発句) 捨てられし案山子に天の無限大 宇咲冬男
(脇句案)
1.手向けのように咲く彼岸花 達三
2.土手の薄の風の手招き たま
3.飛ぶ虫とらえ蜻蛉飛つつ たま
4.草木も虫も月と交信 たま
1.は捨て案山子の往生を見届けるように彼岸花を出しています。治定候補。2.は捨て案山子の場の説明的な景の句です。3.は発句の「静」に対して脇句は「動」の句で受けています。治定候補。4.は捨て案山子のそばにありそうなモノを付けてはいますが、前句の句意からはかなり離れているように思われます。
□治定
今回の治定は発句の句意を汲み、案山子への愛惜の意を表した1.の達三さんの句を治定とします。
□3句目のヒント
3句目は雑の長句です。前二句が場の句でしたので、3句目は人情の句にするとともに、場を案山子がいる場所から大きく転じましょう。
□次回の締切
次回の締切は11月22日(水)頃とします。
順候式雪月花十八韻 「捨てられし案山子」の巻
(発句)捨てられし案山子に天の無限大 宇咲冬男
(脇) 手向けのように咲く彼岸花 達三
[8035へのレス] Re: 脇句の治定と3句目のヒント 投稿者:達三 投稿日:2023/11/07(Tue) 08:40雑踏の故郷の訛り懐かしく
脇句の治定をいただき有難うございました。
[8035へのレス] Re: 脇句の治定と3句目のヒント 投稿者:影法師 投稿日:2023/11/08(Wed) 12:30都会ではスローフードの店流行り
[8035へのレス] Re: 脇句の治定と3句目のヒント 投稿者:たま 投稿日:2023/11/10(Fri) 15:47遮断機はあと十秒で上がるらん
[8035へのレス] Re: 脇句の治定と3句目のヒント 投稿者:たま 投稿日:2023/11/10(Fri) 15:51人の波スクランブルに押し寄せて
[8035へのレス] Re: 脇句の治定と3句目のヒント 投稿者:木枯らし1号 投稿日:2023/11/21(Tue) 15:53公園の噴水高く見上げいて
[8035へのレス] Re: 脇句の治定と3句目のヒント 投稿者:たま 投稿日:2023/11/22(Wed) 06:02棟梁の的確な指示響きいて
お待たせしました。新たな十八韻順候式雪月花をスタートします。今回から捌きの名を宗匠とさせていただきます。新たな十八韻の発句は宇咲冬男師の句集「虹の座」から抽いた次の句です。
捨てられし案山子に天の無限大 冬男
捨てられた案山子を見る作者が案山子になり切って、稲刈りの終わった田に寝そべって空を見上げている景の句です。季語は「案山子」で三秋、人事、農耕の季語です。
脇句は同時同場所で秋の季語で詠んでください。締切は少し早めで11月3日(金)頃とします。
令和5年10月17日 起首
「捨てられし案山子」の巻
(発句) 捨てられし案山子に天の無限大 宇咲冬男
[8027へのレス] Re: 十八韻「捨てられし案山子」の巻 投稿者:たま 投稿日:2023/10/22(Sun) 20:12土手の薄の風の手招き
[8027へのレス] Re: 十八韻「捨てられし案山子」の巻 投稿者:たま 投稿日:2023/10/22(Sun) 20:24トンボ群れはホバリングして
[8027へのレス] Re: 十八韻「捨てられし案山子」の巻 投稿者:たま 投稿日:2023/10/23(Mon) 14:578029訂正お願いいたします。 飛ぶ虫とらえ蜻蛉飛びつつ
草や木々月や惑星交信し
[8027へのレス] Re: 十八韻「捨てられし案山子」の巻 投稿者:達三 投稿日:2023/10/26(Thu) 15:23手向けのように咲く彼岸花
[8027へのレス] Re: 十八韻「捨てられし案山子」の巻 投稿者:たま 投稿日:2023/10/27(Fri) 18:46再訂正投句よろしくお願いいたします
土手の薄の風の手招き
飛ぶ虫とらえ蜻蛉飛つつ
草木も虫も月と交信